2011年8月4日木曜日

やらせメール

今朝の中日新聞にやらせの特集が組まれていた。「公務員は政策実現のために世論誘導は当然という感覚」を問題視していた。つまり昔から国民は見下されて
上から目線の国から騙され続けられてきたのだ。
 こうした問題の解決策も誌上で論じられていたが、国民が利口にならない限り悪しき慣習は無くならないだろう。しかし常に他人疑い続けることは悲しいことだ。特に他人や社会と連帯することに価値観を持つ人にとっては健康にも悪い。
 
 私はこのことを人間の脆弱性と考えたい。その環境に順応すれば誰でも
犯す行動で、昔から「驕れるもの久しからず」「砂上の楼閣」の格言で表したように、安全神話はもろくも崩れ去さった。避けられない愚かな人間の宿命だ。
 
だが人間の欠点や脆弱性を自覚することは大きな意義がある。「自分の欠点を知らない動物は弱いもの」の当然の理屈からすると、驕れる人間は恐竜になろうとしていることに大きな危うさを感じる。
 逆に脆弱性を知る賢明な人間は、過信を戒めて慎重に謙虚で質実に他者と助け合いながら身の丈に合う生き方をするだろう。
 
  特に政官財のトップにこうした弱き人間への愛情を持つていただきたい。 

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